まるえみ。 ( 注意欠陥多動性障害 気分循環性障害 ) ブログ

障害やデイケアとかで、日々 思うことなど

心理教育プログラム「 対人関係療法 ⑤〜人との付き合い方を考えよう〜」

デイケアで心理教育「対人関係療法 ⑤〜人との付き合い方を考えよう〜」のプログラムがありましたぁ。

 

人間関係の事は人それぞれ

人間関係には「こうあるべき」と言う姿はありません。自分が付き合っている関係の中で適度に自分の気持ちを表現したり自己主張できるかできるかが大切です。

  • 単におしゃべりができる友人との付き合いが楽
  • 少人数は自分を意識してしまってぎこちなくなる
  • 一対一など少数の方が落ち着いて付き合える
  • 職場の同僚とは枠が決まっているから接しやすい
  • 大きなグループでの付き合いが楽しい
  • 趣味の集まりは話題に困らないから話しやすい

今までの人間関係を振り返ろう

  • 人間関係は特にストレスを引き起こしますが、同時に人の心のストレスから守る役割も果たします。
  • 今まで親しい人間関係を作るのは苦手だったり、継続するのが苦手だったりした方は なぜ付き合うの苦労したのかを考えていきます。そうすることで これから人との付き合い方にも役立つものになっていくでしょう。

今までの人間関係を振り返って上手くいったパタンと上手くいかなかったパターを書き出しましよう。

  1. 今まで楽に付き合えた人(今は楽に付き合えている人)は誰ですか?
  2. その人のどういうところが楽に付き合えたでしょうか?(例:相手の話をよく聞いてくれる)
  3. 今まで付き合うのに苦労した人(今付き合うのに苦労している人)は誰ですか?
  4. その人のどのような所に付き合いづらさを感じましたか?(例:自分の話ばかりする人)
  5. 今後、苦手な人とも付き合っていく中で、工夫できる事は何ですか?(自分の気持ちを伝えるためにできること、その人と新しい関係を作るためにできること、自分と相手の敷地を大切にするためにできること)
  6. 感想

上手くいったパターンをヒントに

現在、親しい人間関係がないと言う方でも、今までの生活を振り返ってみましょう。ときには上手くいったパターンがあると思います。すごく親しくなる事はなかったとしても、他と比べたらまだ楽に付き合えた、というような人間関係はありませんか?

なぜ楽に付き合えたのか、そのパターンを考えてみると、新たに人間関係を築いていくための良いヒントが得られるでしょう

新しい関係を作っていくために

関係がうまくいったパターンとともに、うまくいかなかったパターンも整理しておきましょう。

新しい関係を作っていくために どんな風になると人との付き合いを続けることが困難になるのか知っておくと良いでしょう。

 

  • 人間関係を作ったり継続したりすることが困難な方はコミニケーションの問題を抱えることが多いもので自分のネガティブな気持ち(不安嫌な気持ちなどを伝えるのが苦手でその気持ちをどのように伝えるその気持ちを伝えるくらいなら関係を断ってしまった方が良いと考えてしまうこともあります。
  • しかし実際には相手に気持ちを伝えることで人間関係は改善され確かなものになっていきます。少しずつ勇気を出して まずはハードルの低いところから試行錯誤を繰り返し 新たなパターンを作っていくことが役立ちます。

 

敷地を知ろう

  • 人間関係を作ったもの、安定して継続することができない、というケースも少なくありません。これは「敷地」の問題が原因となることが多いのです。
  • 中には、何でも自分の責任ではあると捉えられる傾向が強く、それが相手側の問題であっても自分の問題として受け止めやすい人もいます。

何か問題が起こったときには、それは自分の「敷地内」の話なのかどうかを考えてみることも大切です。

敷地のパターンを見てみよう

①相手の敷地内で起こっている問題に悩むAさん
  • 相手の不適切な言動(例えば相手が急に起こりだしたとき)自分が引き起こしたと悩む
  • 何でも自分の責任だと思ってしまう

自分にとって負担になると同時に相手が成長する機会も奪う

②相手が自分の敷地に入ってくるのを許してしまうBさん
  • 「ノー」が言えず、相手に振り回される
  • 相手に気をつかってしまい、どんどん自分の敷地が狭くなる

だんだんとストレスが溜まり、「もうこれ以上付き合えない」と、やがて関係そのものを立つことになる場合もある

自分の敷地と相手の敷地の間に境界線がある

  • 自分は自分 人は人と考えられる
  • 自分らしく生きられる
  • 自分の気持ちを大切にできる
  • 自分を受け入れて肯定できる
  • 相手も受け入れ尊重できる
  • ストレスに強くなる
  • 良好な対人関係を築ける

 

自分の敷地と相手の敷地の間に境界線がなく敷地が重なり合っている所がある

  • 自分に自信がなかったり自分の考えがはっきりしていなくてモヤモヤしている
  • 他人に振り回される
  • 相手の感情や問題を背負う
  • 人の目や評価が気になる
  • ストレスを溜めやすい
  • 依存的な関係になりやすい
  • 対人関係がうまくいかない

 

まとめ

安定した人間関係を継続できる人はとても上手に「敷地」の問題を扱っており それは相手に対する敬意や信頼を示すものであるとも言えます。

安定した人付き合いをしていくために お互いの敷地を尊重し合うことが大切になっていくでしょう。

 

 

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