心理教育プログラム「 認知行動療法 ①〜思考、感情そして行動〜」
1月にデイケアの心理教育で「認知行動療法 ①〜思考、感情そして行動〜」のプログラムを受けました
認知療法 とは
「現実の受け入れ方」や「ものの見方」を認知といいますが、認知に働きかけて、心のストレスを軽くしていく治療法を「認知行動治療法」といいます。
進め方としてはストレスを感じた状況に対し「思考(考え)」と「感情(気持ち)」と「行動」の3つがどのように連携しているかを分析しています。そして…
①自分の思考のパターンや考え方のくせについて分析します
②その中でマイナスの思考や考え方の癖に気づき
③もっと柔軟な考え方を身に付けて
気分を楽にしたり気軽にふるまえるようにしていきます
思考(考え)
私たちは常にいろんなことを考えています。私たちが考えていることの多くは自分の周囲で起きている事と関連しています。また、自分自身の事について考えたり将来について考えたりもします。
このような考えは歳をとるにしたがい「思い込み」として固まっていき、変化しにくくなります。つまり「思考」はある程度パターン化し、それが感情や行動に影響を与えるものになります
感情(気持ち)
どのように考えるかによって、どのような気持ちになるかが決まっていきます。
例えば、物事の良い面を認める肯定的な考え方をすると、気持ちいいと感じる感情が出てきます。逆に、物事を悪い面に注目する否定的な考え方をすると、たいていは嫌な気持ちになり不快な感情が出てきます。
行動
ある状況に対して、どのように考え、どのような感情を持つかということが、その後、どのような行動をとるかに強い影響を及ぼします。
ワーク
最近気持ちが大きく変動した状況を思い浮かべてください
1.それはどのような状態でしたか
2.その時どんな気持ち(感情)でしたか
3.その気持ちになる前にどのようなことを考え(思考)ましたか
4.そしてどのような行動をとりましたか
まとめ
ここで思考・感情・行動の関係をもう一度見直してみよう!
物事の悪い方向のみを考えるようになっていませんか?
ものごとには否定的な部分もあれば、肯定的な部分もあります。否定的なことばかりでなく、それ以外の肯定的なことを考えることもできるのです。
「また君はダラダラして!いつだって君はそうだ!そんなんじゃロクな大人にならないぞ!」
と言いました
のび太:「ドラえもんは僕のことが可愛くないんだ!僕だって僕なりに頑張っていることがあるのに、それも認めてくれないんだ!」
という否定的な考え方を肯定的な考え方に変えてみると…
「ドラえもんは僕の将来のことを思って、厳しい言葉を言ってくれるんだ感謝しよう。」
「悪いことばっかり考えてること、悪いことが起きてくる」ということはよくあることです。これは、悪い考え方が悪い出来事を呼び込んで、悪い方向にグルグルと回り始めるという点で、負のスパイラルとも言われます。
どのような考え方が、偏った考え方であるかをまず見つけ出すことができなくてはなりません。
そして、その考え方を見直していく必要があります。
悪い方だけに偏って考えるのをやめましょう。よいところも含めて全体をバランスよくみていく考え方を身につけましょう。
そうするとスッキリした気持ちになり、心地よく感じる時が多くなります。
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